「マッサン」クランクアップ式典 2015.2.23 余市蒸溜所旧事務所にて 朝の連続ドラマ「マッサン」の最後の撮影が行われた場所が、ニッカウヰスキー余市蒸留所敷地内に有る、旧事務所で行われました。
ニッカウヰスキーの創業者であるマッサン、竹鶴政孝の事務所として、昭和9年7月に建設されました。
余市の工業発達の足跡を示す文化的資産として、余市町より指定文化財に認定されています。
クランクアップのセレモニーには、マッサン亀山政春役の玉山鉄二さん、ヒロインの亀山エリー役、シャーロット・ケイト・フォックスさん、そして鴨井の大将の息子である、鴨居英一郎役の浅香航大さんも(右上画像)いらっしゃいました。
余市町長から記念品を受け取るセレモニー、無事撮影終了でした。
ニッカウヰスキーの原点、そして日本のウイスキーの原点ともいえる余市蒸溜所。
ここは、竹鶴政孝とリタが夢への出発点として選んだ北の大地です。
日本のスコットランドと称される、ニッカウヰスキーの聖地。
創業時と変わらない伝統の技、ウイスキーづくりへの情熱が力強く重厚なモルト原酒を育んでいます。
1936年のポットスチル 微粉炭直火蒸溜。
そのストレートな剛熱が生む重厚かつ芳醇なシングルモルトです。
SLと同じように石炭をくべます。
1936年に誕生した余市の1号ポットスチルは今、世界ウイスキー界の伝説になっております。
1936年、本物のモルトウイスキーを作るためにポットスチルが稼働 11月。
余市川は近づく冬の気配に、流れを静かに透明にする。
つい一月前には、秋鮭たちが産卵のために川を銀色に輝やかさせて遡り、賑わっていたのがうそのようだ。
「雪虫か・・・もうすぐ初雪だな。
」毎年秋鮭釣りを港で楽しむという、初老の釣り師が、真綿のように降る雪虫に鼻を啜った。
「生のイクラはね、血合いを取ってガーゼにくるみ、味噌と味醂で漬ける。
それが余市流なんだわ。
ホント、美味いよ。
酒がなんぼでも進むんだわ。
美味いから飲まさるのよ〜」(北海道弁) 秋には鮭が乱舞する清流と交錯して、長く平坦な道が余市蒸溜所へと連なる。
60年以上も昔、創設者の竹鶴政孝が自宅から馬車で通った道。
しゃんしゃんしゃん。
馬車の鈴音が聞こえそうな素朴な景観は、昔も今もさほど変わってはいない。
そして、その鈴音の幻聴は、工場内の1号ポットスチルまで続く。
日本でも本物の、最高品質のモルトウイスキーを作ることができる。
できないはずがない。
竹鶴のそんな意志と悲願を託したポットスチルが稼働したのは、1936年。
粉々に砕いた石炭を、スチルマンは汗にまみれながら炉にくべた。
本場スコットランドと全く同じ、微粉炭直火蒸溜だった。
1936年、余市蒸溜所に最初に作られたポットスチルは伝説になる。
創業以来、受け継がれる「石炭直火蒸溜」————— 余市蒸溜所 余市のポットスチルは「ストレートヘッド型」。
胴体部分に膨らみがありません。
また、上部のラインアーム(冷却器へつながるパイプのような部分)は下向きになっています。
この胴体とラインアームの形状からは、重厚でコクのあるモルトが生まれるとされています。
さらに、余市ならではの香り高く力強いモルトを生み出す決め手となるのが「石炭直火蒸溜」。
創業当時からの変わらぬ手法です。
火をゆっくりと焚き、ゆっくりと蒸溜するのが難しいところ。
熟練職人が長年の経験を元に温度が上がりすぎぬよう石炭をくべ続け、燃えかすを取り出し続けます。
難しくても、効率が悪くても伝統の技が受け継がれているのは、これこそが「余市モルト」を生み出す手法であるからに他なりません。
竹鶴政孝が学んだロングモーン蒸溜所のポットスチルは「ストレートヘッド型」、そして当時は「石炭直火蒸溜」を行っていました。
今ではスコットランドでも珍しくなった「石炭直火蒸溜」の技は、時代と国境を越え、余市蒸溜所に生き続けているのです。
リタとマッサンが住んでいた家 リタにプロポーズの時「スコットランドに残っても構わない」と言う竹鶴に、「私はあなたの夢を共に生き、お手伝いしたいのです」と答えたリタ。
日本の生活に溶け込もうと努力を重ね、漬け物や塩辛まで手作りした彼女を、人々は「日本人以上に日本人らしい」と評したほど。
日本語の勉強にも励み、流暢な関西弁を操るまでになったが「マサタカサン」という発音が難しかったためか、竹鶴のことを「マッサン」と呼んだ。
鶴のように、優美なボトルデザインです。
北の大地にたたずむ、一羽の鶴。
優美でやわらかな中にも、凛とした気高さを持つその姿を、しなやかなボトルシェイプであらわしました。
キャップ天面には、竹鶴家に伝わる「竹林に遊ぶ鶴」の屏風絵を再現しています。
内容量:700ml トップノートは非常にエレガントで甘いヴァニラ香りが目立ちます。
華やかな柑橘系フルーツ、スパイス、ソバ、牛黄、など複雑で、甘く芳しい樽熟成香が豊かに広がります。
口当たりは、滑らかでゆったりとした印象。
角が取れた、円熟の豊かな印象と、上品で滑らかな味わいが絶妙に調和します。
香り高く華やかな余韻が、豊かに続きます。
蒸溜所限定 鶴 金文字 NA
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